50代 男性
2016年3月〜4月(4週間)
日常英会話コース 6時間


■なぜ英語留学に?

「なぜ五十半ばを過ぎてからフィリピンに英語留学に行くことにしたの?」と訊かれたら、
「今まで無理だったのがやっとできるようになったから」と答えるでしょう。

昨年末、仕事が変わって時間ができ、家族の勧めもあってフィリピンに英語留学することを決めました。
「とにかくたくさんのことを知りたい」とずっと思っています。
でも、インターネットでも本や雑誌でも日本語に翻訳されて流通している情報は限られています。
たくさんの情報を手に入れたければ、英語を身につけるしかないのです。
また、海外に行ったとき英語ができずに損をしたことが多かったのを何とかしたいのもありました。

■効果はあったの?

確かに英語の能力は向上しましたが、滞在の4週間だけでみると5ポイント1ランクしか上がっていません
(元もとテストの点とランクアップは目標ではなかったのですが…)。

しかし、フィリピン留学を決めた1月下旬から、CNE1の薦める本で英単語(2000語)を覚え、
中学英文法(本とVeritas)の復習をして、3月末の入学時点である程度、力は増していました。
そこから4週間でさらに一定程度向上したのは間違いないですが、1月から考えると格段に上がったと断言できます。

滞在の4週間で向上したと思うのは、読解力、文章を書く力、しゃべる力、それらをカバーする英文法です。
しゃべるときにはかなり文法は崩れます。それでも知っている単語の羅列で、ある程度話を伝えられるようになりました。
これは大きな進歩です。逆にリスニングはほとんど上がらなかった印象です。

もっとも重要なことは、事前の準備学習を含めて英語を勉強するきっかけになったことと
勉強をする習慣を思い出したことでしょう。
4週間は語学の習得に十分な時間ではありません。
この4週間をバネにして、英語、そして他の学習を含めて、これからも勉強を続けていきます
(※いつまで続くか分かりませんが、さしあたってCNE1の卒業後オンラインレッスンに申し込みました)

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■CNE1での授業は?

10分の休憩を挟んだ50分2回の授業が1単位(クラス)。
それを一日3単位(クラス)取っていました。これがすべて密度の濃いマンツーマン。
それ以外にグループで行うフリーの授業に毎日1時間は出ていました。
後から考えるとこれは多過ぎました。

予習、復習はしましたが、記憶力の減退もあり指摘された点を頭に叩き込む時間がなかったです。
そのため、指摘された間違いを毎日まいにち、何回なんかいも繰り返す。

もし、入学時に戻れるなら、一日2単位(クラス)にして、浮いた時間を復習と暗記に使うと思います。
ただ、担当してくれた先生は三人とも素晴らしい先生で、その中の二人を選ぶことはできないのですが…。
とにかく、朝6時に起きてから夜11時に眠るまで英語漬けの4週間でした。

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■授業以外の生活は?

衛生面は、日本では毎週2回ぐらい下痢する超腸弱(!)な私が、4週間で3回程度だったことを考えると良好だと思います。
食事は、美味しいと思うことはあまり多くなかったけれど、ちゃんと食べられるものでした。

暑いのが好きな私にはフィリピンの気候は大歓迎で、眠るときはエアコンを使いませんでした。
お酒が金曜夜しか飲めないのも、私には良い点でした。
飲んだら止まらないアルコール依存気味なので、4週間で4回しか飲まないなんていう経験は、十年前に怪我で入院して以来。
週一回飲んだ翌日の効率の悪さを実感し、酒との付き合いかたを再考するきっかけになりました。

授業のない土日は、遠出するアクティビティには参加せず、予習復習をしたり、
近隣のショッピングモール、モンカーダや皆があまり行かないロザレスの公設市場に行ったり、
学校近くの田舎道を散歩したり、ランニングしたりしていました。

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■シニア留学はどうだった?

先生は平均25歳ぐらい。最初の2週間は私より年配の生徒の方がいましたが、
後半2週間は私が最長老。大多数の生徒の方は二十代半ばという環境が新鮮でした。
年齢差と一人部屋を選んだこと、また誰とでも気軽にすぐ打ち解ける性格でないこともあり、
一人で過ごすことが少なくはなかったと思います。

でも、月曜から金曜までは毎日6時間以上は授業で先生と話をしているし、
食堂では生徒や先生と話をするしで、孤独を感じることはほとんどなかったです。

人間として素晴らしい先生や、生徒の方でも何人か非常に魅力ある方がおられました。
ジェネレーションギャップがなかったとは言えませんが、
こういうところに来なければ絶対知り合うこともない、
環境や年齢の違う方々といろいろな話ができたのは貴重な体験でした。

■CNE1は良かったの?

「フィリピン、また、CNE1は良かったの?」と訊かれたら、
「他を知らないので明確なことは言えないが、私には良かった」と言えます。
日本国内の清潔さや便利さを完璧に求めるのは無理でしょう。
学校の周りには何もないし、有名な観光地までかなりの距離があるので不便です。
でも遊びに来たのではないのでそれが良かったと思っています。

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■その他TIPS

  • CNE1からの入学前の連絡にもあり、他の方の体験談にもありますが、フィリピンに行く前に絶対に事前学習をしておくべきです。

私は2ヵ月かけて、CNE1の薦める本で英単語(2000語)を覚え、
中学英文法(本とVeritas)の復習をしましたが、それでも足りなかったです。
でも、それがなかったらCNE1での授業がスタートする時点で、
日本でも独学でできる英単語や基礎英文法の学習から始めなくてはいけなかったはずです。
それは本当にもったいないことです。

  • 学外に出ない限り一日1km程度しか歩かない生活です。

確実に運動不足になります。私は少し走ったり、散歩したりしましたが、それでも持久力、筋力がかなり落ちました。長期滞在の方は、何らかの体力維持の努力が必要と思います。

  • 虫除け、虫刺されはあったほうが良いです。

また、私は整腸剤とビタミン剤が重宝しました。

  • スマホとパソコンが活躍しました。

検索、電子辞書としてだけでなく、スマホで授業中の板書きを撮影して後からノートにまとめたり、自分の発声を録音したり、パソコンで授業の資料や宿題をまとめたり、スペルチェックをしたり、日本とSkypeで話をしたり。これらの機器なしでの学習、生活は考えられませんでした。