20代 女性
2012年8月~10月(9週間)
日常会話マンツーマンコース6時間コース


2ヶ月の留学を終えての帰国。まだ残暑はあるものの、常夏のフィリピンとは違って、日本はすっかり秋になっていた。次の日は、留学生たちと横須賀の米軍基地に行く予定だった。その時、私は自分自身の変化に気づかされた。以前はもっぱら片言の日本語で会話していたが、間違えを恐れずに英語でコミュニケーションをとろうとしている自分がいたのだ。オーストラリアやアメリカ、イギリス、オランダから来た留学生。欧米系の彼らが英語で喋るときはついていけなかった私が、会話の中に入っていた。まだまだわからない口語表現はあるものの、以前から友達だった留学生に、確実にしゃべれるようになったね、と褒めてもらった。

CNE1では、コミュニケーションとしての英語、を学ぶことができたと思う。マンツーマンの授業では、先生と生徒の人間関係が重要である。授業を通して、私たちは異文化交流をする。お互いを理解しようとすることで、大きな学びが得られる。ここでは、理解力、や多少の違いや間違いを認める包容力、が重視される。間違いを拒絶する学校のテストでは、私たちは包容力、容認する考え方を身につけることができない。実際のコミュニケーションで大事なことが欠いているのだ。授業だけではない、生活でも、先生と結びついており、休日も一緒に旅行に行ったりする。それを通して、私たちは、英語を話す上で大事なことを学んでいるのだ。

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もう一つ、大事なことがある。先生と仲良くなりたい、もっといろいろ話したい、という気持ちが英語学習のモチベーションになるのだが、そう思えるほど、CNE1の先生の一人ひとりが魅力にあふれているのだ。仕事をきちっとこなし、その上で音楽をしたり、スポーツをしたり、生活を楽しむことを知っている。先生自身が楽しみ、学校を盛り上げようとしているから、生徒も自然と好感を抱くのだ。金曜夜の卒業式は、先生側も生徒側ももてる魅力を最大限に発揮できる場だと思う。こうした経験を通して、私たちは自信を身につけていく。

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先生との交流だけではない。掃除の係りや食事の係り、セキュリティガードのスタッフたちもみんな友好的でのびのびとしている。彼らとも、仲良くなりたい、という思いが、さらに英語を話す機会につながる。校内には地元の学校があり、子供たちも英語で交流しに来てくれる。

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単に英語を学ぶ場所ではない、というのがCNE1の最大の魅力ではないか、と思う。ここでは、異文化交流の場を通して、それを実践することで、コミュニケーションとしての英語を身につけることができるのだ。

マニラから離れた自然豊かなところにある学校は、のびのびとしていて人と人とのつながりが濃い。こうした環境こそ、人と人との関係の築き方を再確認する最適の環境であり、実践的な英語学習には必要なものだと思う。

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