20代 女性
2011年8月~10月 (6週間)
日常会話マンツーマン4時間コース
プレゼン&ディスカッションクラス2時間
◇Twitter: https://twitter.com/minakonabe


最初に、私がCNE1に留学を決めた際のバックグラウンドを簡単にご説明します。

大学卒業後、東京の大手渉外法律事務所で法律事務職員として3年間働いていました。法律関係の書類や契約書は英語で作成されるものも多く、他にもメールのやり取り等、仕事で英語を使用する機会はあったのですが、話す機会は電話の取次ぎはレセプション程度。将来はアジアで働きたいという希望があり、時機を伺っていましたが、スピーキング力が全く身に付きませんでした。このままでは、これ以上英語力を向上させる機会は永遠に訪れないかも、と焦りを感じていました。

上記の状況下でキャリアチェンジを考え始めた時、偶然フィリピン留学の記事を目にし、そこで初めてCNE1の存在を知りました。HPやtwitterでCNE1の評判を聞き、徹底したマンツーマン授業が破格の価格で受けられることと、日本人経営の語学学校という点が決め手となって、CNE1への留学を決めました。

私のCNE1への留学期間は、2011年9月から10月にかけての6週間です。この留学期間中に感じたことや、留学を成功させるための私なりのちょっとしたコツを、以下の3つの視点からお伝えしたいと思います。

  • 日常生活
  • 授業
  • フィリピンに留学することの意味

日常生活

体調管理

私の知る限りでは、入学後1、2週間目にほぼ全員が一時的に体調を崩していました。常備薬は勿論、日本では普段風邪をひかないという方でも、風邪薬を持ってくることを強くお勧めします。冷房がきついので、長袖の羽織ものやズボンで体温調節するのも大事です。

衛生面

周囲に雑木林や畑が多いこともあり、虫や小動物(アリ、ハエ、蚊、ヤモリ、カエル、ネズミなど)が生活のパートナーです。清潔好きな方にとっては、快適に過ごすことは難しいかもしれません。ただ、私が知る限りでは、日本人の生徒で衛生環境に我慢できずに帰国した方はいないので、よほどの潔癖症でない限り適応できると思います。

食事

食堂のスタッフや生徒さん、インターンの方々の頑張りが実り、日本人の嗜好に合う料理が提供されるようになってきました。基本的に主食は白米ですし、味の偏りもありません。私個人としては、結構おいしかったと思います。

強いて言うなら、油で揚げたり炒めたりする料理が多いので、胃弱な方は慣れるまで多少胃に負担がかかるかも知れません。食堂の料理が食べたくない場合は、外食や買い食いもできるので、適度にバランスをとるよう心がければ良いのではないでしょうか。

授業

事前準備

私の場合は、スピーキングの強化が主目的だったこともありますが、フィリピンに出発する前に、TOEIC800点レベルの単語や熟語のインプットを集中的にやりました。

マンツーマンで先生を独占して喋りまくれる貴重な時間を、単語の意味調べに使ってしまうのは余りに惜しい。授業料が勿体ないです。アウトプットに特化するためにも、単語、熟語、基本的な言い回しレベルのインプットは、可能な限り日本で済ませてくるべきです。

フィリピン人と話すのは初めてで自分の英語が通じるか心配……という方は、レアジョブやスカイトークなど、フィリピンオンライン英会話を受講しておくと良いかも知れません。オンライン教室で慣らし練習をしておけば、心理的な構えも解れて、よりスムーズに授業に入ることが出来ると思います。

自主性

自分から積極的に働きかけ、学ぼうとする姿勢が何よりも大切です。与えられた課題をこなすのではなく、先生と共にいかにクリエイティブで効果的な授業を創っていくか試行錯誤するのも、授業の内です。

基本的な授業の進め方や指導法の指針はあるようですが、先生によって授業の進め方や重視するポイントは異なります。正確な発音を重視する先生、正しい文法を重視する先生、自分を表現し意見を話すことを重視する先生・・・。同じ教材を使用していても、授業内容は先生と生徒の組み合わせの数だけあると考えてよいでしょう。自分の目標達成に最適な授業をカスタマイズする心構えが必要です。

私の場合、「自分の最終目標は○○で、そこに到達するために克服すべき弱点は××だと思うので、~~を重視して指導して欲しい。それとも他に何か効果的な勉強法はあるかな?」といった感じで、最初の授業で其々の先生に相談を持ちかけました。このように、予め自分の認識と希望を伝えておくことで、後々「貴女は自分の弱点は××だと言っていたけど、それよりも寧ろ□□に問題があるよ。」とか、「××はもうほぼクリアーしたから、次は◆◆を練習してみようか」といったアドバイスを貰い、大変参考になりました。

授業計画

ただ漠然と「英語が話せるようになりたい」と思うのではなく、自分で達成を確認できる具体的な目標を立て、こまめに達成度チェックをすることをお勧めします。

4週間ごとに(滞在日数が4週間以下の生徒は最終週)スピーキングテストがありますが、それ以外は自分の実力を測る機会はありません。各週末にその週に覚えた単語テストをやってみる等、独自のチェックシステムを設けておくと、勉強にリズムができますし、モチベーションを維持するには効果的です。

フィリピンに留学することの意味

授業は勿論大切ですが、授業と同じくらい私の会話力を向上させてくれたのは、フィリピン人の先生達との交流でした。年齢が近い先生が多かったこともあり、空き時間や週末のパーティーで、人生観や家族観、将来の展望など、ありとあらゆることについて話をしました。日本は、近年では一億総中流が崩壊し多様化が進んだと言われていますが、今尚やはり同質性の高い社会が維持されています。日本人同士であれば暗黙の了解として省略されることも、フィリピン人の先生たちと話す際には、自分の言葉で説明しなければなりません。

自分の拙い会話能力を恨みながら必死に言葉を紡いだあの時間がなければ、私の最終成績はもっと低いものになっていたことは間違いないでしょう。先生達と仲良くなり、話す内容が深まるにつれて、話すことへの欲求が高まり、結果的にそれが最も強力な英語学習のモチベーションとなったのです。

私は、近いうちにアジアで働きたいという希望を持っており、アジアに住む人々がどんなメンタリティを持ち、どのように働き生活しているのか、という点に大変関心がありました。やはり、心の底から理解したいこと、興味関心があることが一つでもあると、語学力は加速度的に向上します。私見ですが、CNE1の生徒の中でも、フィリピンという国やフィリピン人に関心を持ち、話好きで外交的な人ほど上達が早いように思いました。

語学語学と眦を決するのではなく、目に映るもの全てに関心を持ち、未知の世界への好奇心を維持して、何でも吸収してやろうという気持ちで臨むことが、留学を成功させる秘訣のように思います。

以上が、フィリピン留学に関する私の所感となります。この体験記がフィリピン留学を検討されている方々の一助となりましたら幸甚です。

フィリピン留学ならやっぱりCNE1!!

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