30代 男性
2011年10月~2012年1月(12週間)
日常会話マンツーマンコース6時間コース
Twitter: @hyohyohyon


なぜフィリピン留学に踏み切ったのか

ずっと以前から「英語が理解できれば、いったいどんなふうな人生になるのか」と思っていました。

洋楽の歌詞がストレートに、まるで母国語のごとく理解できるってどんな感じなんだろう?映画は?ニュースは?それよりも、外国人との英語でのコミュニケーションってどんな感じなんだろう?と。

数年前にインドに行ったことも、英語に興味を強く持つきっかけの一つだったかも知れません。当時海外を全く知らない私に、旅行好きの友人が勧めてくれたのがインドでした。

「インド入りしたあと、日本で旧知のバックパッカーと聖地バラナシで落ち合う」というそれだけの計画の旅行だったのですが、空港でいきなり圧倒されました。空港の窓の外から、私を含む外国人観光客を見つめる、インド人たちのギラギラした目。

空港のロビーから出た瞬間に、「ニッポンジーーン!!オーイ!ニッポンジーーン!!」と。「オレ、ガイド!ニッポンジン、ガイドーー!!」と囲まれました。

もともと友人から「日本語でグイグイ来るヤツには気をつけて」と言われていたのでその助言に従おう…にも、ヒンディー語はもちろん理解できません。

さらに私に話せる英語は( I want to ~ /私は〜したい)( How much ~ /おいくら?)とあとは挨拶程度。カタコトの日本語でアグレッシブに話しかけてくるインド人を避けると、コミュニケーションがとれないのです。空港から出た途端の苦難に、早くもインドに来たことを後悔していました。

しかしそれから約一ヶ月の間、知人のバックパッカーとも無事再会でき、数えきれないほどのインド人に話しかけられるうちに、自分自身の内面が変わっていきました。異国の地で過ごす中で、異国の人々と異国の常識に触れ合い、短期間で自身が変化していくのを感じました。それはとても新鮮で、刺激的なものでした。

30年以上日本で暮らしてきて骨の髄まで染み込んだ「日本の常識」がぶち壊される心地よさ…。思えば70億人分の一億人の常識なんて、地球規模で見ればただのローカルルールですよね。インドは一国で10億を超える人口を抱えているわけですし。「当たり前・常識」なんて、飛行機に数時間乗ればガラリと変わるって事を実感できました。

ある宿の主人は、夜中12時くらいにいきなりドアをノックしてきて「ようジャパニ(日本人)、ちょっと一服しようじゃないか」と、そこから2〜3時間ほど部屋に居座り話し続けました。彼は英語で「いつか五つ星ホテルを建てるんだ!」「こんなボロじゃないホテルだ!」と熱く語っていましたが、私が理解できたのは会話のほんの一部。

「こんな宿の主人、日本に絶対いない!」と思いつつも、「もっと英語が話せれば…、もっとコミュニケーションがとれれば、お互いの理解が深まるのに…」と、インド滞在中はいつももどかしい思いでいっぱいでした。

そんな経験をし、旅を終え日本に帰ってきてからというもの、インドの自由でテキトーな空気に触れたせいなのか…、もともと我慢のきかない性格だったのが遠慮までなくなりました。仕事をしていても、思ったことや自分目線での組織の問題点・改善策を、上司に真正面からぶつけて煙たがられ居場所がなくなり転職…というパターンを繰り返しました。

しかしある日ふと、「そうか、なら自分でビジネスをやればいいだけだ」と思い立ちました。自分自身が経営者なら、誰にも気兼ねなく思ったように会社をデザインできると。

そしてどうせやるなら自分の一番好きなことを仕事にし、24時間仕事をしていたくなるようにしようと考えました。「一番好きなこと」を自問した私の答えは、音楽とサッカーでした。もともと極端な飽き性である私が、DJとフットサルだけは数年間も好きでいつづけていましたから。

「音楽とサッカーを融合させたビジネスを立ち上げれば、ずっと好きなことに携わっていられる。世界中のサッカー・音楽好きの為に仕事できたら…。世界中飛び回ってサッカー観戦するなんてことが仕事になったら…。」と、ポジティブな私は皮算用を始めました。

しかし自らのビジネスから、世界中のサッカーファンや音楽好きと繋がりたいと思った時に、やはり英語の重要性を無視することはできませんでした。こうなれば、以前から「英語が出来れば…」と考えていたのもあり、費用・時間対効果を考慮したり、友人の意見も取り入れたりしてすぐに「フィリピン語学留学」を決めました。学校選択に関しては、twitterの評判を頼りにCNE1に。

経営陣の一人の井坂さんは、代理店を通さずに広告費を一切使わないやり方で、twitterと口コミをメインとして生徒を集めているとおっしゃっていました。その為、自然と集まってくる生徒もネットを主な情報源としtwitter・Facebookを利用している割合がとても高く、それが一種校風のような ものを形作っていたようにも思います。

留学中の生活・勉強について

私は一日あたりマンツーマンで3レッスン(2時間✕3先生の計6時間)で週5回を3ヶ月間というスケジュールを選択しました。人によってはかなりアグレッシブに先生を替えていく生徒もいますが、私は一度も先生を替えることはしませんでした。そのおかげで先生達との信頼関係をしっかりと作れたのではないかと思っています。ストレス無く毎日のレッスンも行えました。

ただ、人間同士なので合う合わないもあるでしょう。もしもの時にも、簡単に先生を変更できるCNE1のシステムは安心できると思います。

入校後、まず最初に、これからのレッスンの程度を決定するために「TOEIC」と、先生との面談による「スピーキングテスト」の2つを受けるのですが、前述したように私はほとんど英語が理解出来ていませんでした。私のその時のTOEICスコアは300点ちょい。しかも、当てずっぽうでもほとんど全部の欄を埋めてです。スピーキングテストも、ちんぷんかんぷん。もちろんそのテスト結果のレベルに合わせて教科書・授業レベルを決定して授業を進めていくのですが、それでも最初の2週間ほどはかなり大変でした。先生との教科書の読みあわせでも、ほんの一行ほどの英文ですら、教科書から少しでも目を離すと途端にシドロモドロに。

恥ずかしい話ですが、「くそう!できん!」と先生の前で、日本語で悪態をついてしまったこともあります。しかしそんな時も先生は、ゆっくりと易しい英語で私をなだめて励ましてくれました。そういった先生たちに応えるためにも「毎日、前日よりは上達しよう」と思うことが出来ました。

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その為に、開いた時間はほぼ自習に使う事にしました。食事は朝昼晩の三食を学校が提供してくれます。部屋の掃除もしてくれます。やろうと思えばかなりの時間を自習時間に割くことが出来ます。

そこで私は、毎夕食後は教科書の復習(音読等)と、英文法の理解に努める事にしました。幸い、日本から持ってきた文法の参考書がとてもわかりやすかったので徹底的に読み込みました。やはりそもそも英語を全く理解できていない人間が、英語で文法を説明されても理解は難しいですね。この「英文法のトリセツ」という シリーズは中学レベルの英文法をじっくり解説してくれています。私程度の英語力(TOEIC300程度)の方には強くお勧めします。

さらにルームメイトの一人(4人部屋でした)が、「文法をマスターしたいならこれがいいですよ」と教えてくれたのが「瞬間英作文」。彼は文庫版でやりこんだそうですが、「アプリになっているらしいですよ」と聞いてその場でダウンロード。CNE1ではWi-Fiが使えるようになっているので。便利な世の中です。

このアプリは、文法をひと通り理解した後に何度も何度も音読を繰り返し、体に染みつかせるような役割でしょうか。「私は生徒です」や「公園にたくさん人がいましたか?」、「彼のお兄さんは毎週日曜日にサーフィンを楽しむために海に行きます」等の簡潔な日本文を次から次に出来るだけ素早く英文にしていく(暗唱でもいいですが音読がより効果的)、というものです。難しい単語はほとんど使われておらず、文法に特化して体得出来るような作りになっています。問題文も 700〜800問程あるので質・量共に十分ではないでしょうか。

ただ、アプリのエラー・不具合が多いですね。度々アップデートされていますが新たな不具合が増えたり。なので、あえて書籍を選んでもいいかと思います。ちなみにアプリの不具合は一度アンインストールして、もう一度インストールすれば何とかなります。再びお金を払う必要はありません。あと問題文が表示されない不具合は、最初のレベル選択画面でiPhoneを横にしたりすると正常に選択できたりします。

また、英語の勉強を本格的に始めたい方は、この「瞬間英作文」の作者、森沢洋介さんのHPを一度見ておくこともお勧めします。

結局、「近道はないのだ」ということでしょうか。徹底的な音読の反復の重要性に言及されています。CNE1経営陣の井坂さんも、同じく音読を重要視していらっしゃいました。語学には欠かせないものなのかも知れません。

英単語に関しては授業中に教科書で触れたものを復習していましたが、やはり文法をある程度理解しても「語彙力」の無さに悩まされました。やはり自由に言語コミュニケーションを取るためには、ヒアリング・スピーキング・文法・語彙等の総合的な力が必要ですね。当然、「知らない単語」は聞き取れないし、ましてや話すことなど出来ません。

私は結局、留学中の3ヶ月間で語彙を劇的に増やすことが出来なかったので、今現在 Duo 3.0 という教材でそれに取り組んでいます。

最近使い始めたばかりなのですが、かなり良さそうですね。厳選された(米国の大学教授3名を含む15名のネイティブで選考)1600単語を英短文560文の中に散りばめており、文脈のなかで単語を覚えていくような構成になっています。私はこれで語彙を増やしたいと思います。

以上のように、夜は、毎日のレッスンでの復習で授業内容を頭に染み込ませ、更には自分に足りない部分を何とか自習でカバーするように努めて、毎日のマンツーマンレッスンでは先生とコミュニケーションをとりながら実践的に英語を身に付けていけるよう心がけました。

やはり英語だけのやり取りで、先生を独り占めして毎日数時間のレッスンを行うことが出来る、というのは英語学習において何より効果的だと思います。完全に各生徒個人のペースで進めることができます。リスニング・スピーキング力の向上には、これ以上のものは無いと言っていいと思います。

また授業も、かなりの部分を生徒の裁量で進める事ができる様な柔軟性がありました。私は文法に関しては自習でカバーしていくと決めたので(PC・アプリ・参考書で)、毎日のレッスンではリスニング・スピーキング・プロナンシエーション(発音)に集中したいと先生に伝えて、そのようにレッスンを進めました。せっかくのマンツーマンレッスンなので、自力ではカバーしきれない事に授業を特化させました。

留学の後半にもなると議論好きなある先生は、教科書のテーマを元にひと通りお互いの意見を戦わせた後、レッスンの後半では教室を出て他の生徒や先生と私を議論させる、というスタイルをとっていました。これもかなり刺激的かつ効果的なものでした。

また毎週、先生が生徒の授業態度・教科書の進み具合等を、そして生徒が先生の教師としてのスキルを評価する「評価シート」がありました。そこに先生への個別の要望を書き込めるようになっており、スピーキングやリスニング・文法など、自分が特に強化したい部分を学校側にきちんと申告できるシステムになっていました。

そこに「先生がいい宿題を出しているか」という欄があったので、「自分に足りない部分は把握して自習しているので、宿題は必要ない」と書き込み(もちろん英語で)、宿題をなくしてもらったりもしました。自習で寝る間も惜しむほど手一杯で、宿題まで出されてはとても対応出来なかったのです。しかし先生がたも、私が熱意を持って自習しているのを理解してくれ、応援してくれました。

私は、土日もほぼ外出せず、一週間のレッスンでの疑問点やしっかり理解しておきたい点を週末に解決してまた次週に臨む、というサイクルで留学生活のほとんどを過ごしていました。

ただ2〜3週間以上滞在する生徒の殆どは、土日には先生方や生徒とで観光地やビーチに出かけたりすることが多かったです。たまの息抜きも長期の留学には必要だと思われます。

その点でも毎週金曜日の夜に開かれるドリンキングパーティは、とてもいい気分転換になりました。先生も生徒も参加して、飲んで騒いで楽しむのみです。スケボー・バスケ・サッカーをしたり、大きい音で音楽をかけて踊ったり。

また、私は3ヶ月間の留学の真ん中辺りで週末を利用してセブに旅行に行きました。その際に空港やタクシー、宿などで英語を使う機会が多々あったのですが、ペラペラとは行かないまでもかなり英語でコミュニケーションがとれるようになっていたことに大きな喜びを感じました。

この英語留学中の1ヶ月ちょいの期間で、インドに旅行した時とは比べ物にならないほどの、自身の英語力の向上を実感できたのです。この経験が更にモチベーションを向上させてくれたので、セブから帰ってきた後すみやかにもとの勉強サイクルに戻れました。

それでも留学生活の終わりが見えてくると、せっかく海外にいるのに勉強ばかりであることに疑問を覚え、最後の2週末は先生や生徒たちとビーチやバギオ(高地にある観光地)に行きました。

サーフィンに挑戦したり、みんなとクラブで踊り狂ったり。それまで悶々と勉強していたのを発散するかのように力の限り遊びました。あまりに楽しかったので、 「最初の週末に行かなくて良かった…。」と思いました。初っ端からこの楽しさを知ってしまったら、毎週末勉強どころでは無かったかも。とても自信がありません。 

このようにバギオ等の観光地や世界遺産のバナウェイなど、フィリピンを楽しみつつのんびりマイペースで「海外留学」を様々な方向から堪能することもできますし、目的やゴールを明確にして語学勉強に打ちこむこともできます。また、学校によっては門限があったりと「学校然」としたところもあるようですが、 CNE1にはそういったものはありませんでした。やはりそのような意味でも、勉強・息抜きのバランスのコントロールを意識しながら、自分で自分を律するという事はとても重要だと思います。

プレゼンテーション

私は卒業の直前に、この留学の集大成としてプレゼンテーションを行いました。その為にこの留学中に、YouTubeから多数ダウンロードしたサッカー動画を動画編集ソフトで音楽とシンクロさせたオリジナルのショートビデオ制作にも取り組みました。おかげでプレゼンテーション前の10日間ほどは睡眠時間が毎日3時間ほど…。毎日フラフラしていましたが、なんとか英語学習とプレゼン準備を両立させました。

そして完成させたショートビデオをプロジェクターとスピーカーにつないで、これから取り組むビジネス作りに関してのプレゼンテーションを、井坂さんや多くの生徒・先生達の前で全て英語で行いました。

要約すると「今後、自作のショートビデオを核とした世界中のサッカーファンに喜んでもらえるようなHPを作り、そこからサッカーと音楽を融合させたリアルDJ・サッカーイベントと連動させていく。ただ将来的には著作権関連の問題を解決しなければならないだろうが、 “If you can dream it, You can do it” の精神で取り組む」といったものです。20〜30分程度の短いプレゼンでしたが、入学当初には先生とのレッスンさえままならなかった自分が、自らのビジネスについて英語で質疑応答までしている…と、ちょっとした感動を覚えました。

フィリピン語学留学なしに、この短期間にこれだけ英語力を上げることは不可能でした。先生方や井坂さんを含め、CNE1には心底感謝しています。この場をお借りしてお礼を言わせて頂きます。本当にありがとうございました。

(ちなみにこちらがそのショートムービーです。プレミアリーグのアーセナルからトッテナム移籍後のアデバヨールの暴挙にフォーカスしています。YouTubeにアップしたものはなんとたったの2日で削除…、なのでVimeoにアップしなおしました。やはりHP等でおおっぴらにビジネスしていくにあたっては、まず著作権関連の問題を解決しなければならないですね。スマホ等でご覧になる場合はこちらで。

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最後に

もし、この文章を読んでくださっている方々が「英語ができたらなあ」と考えていらっしゃるのであれば、CNE1に入学することを自信を持ってお勧めします。

柔軟性の高いシステムで、もともと英語がある程度堪能でさらなるレベルアップを望む方から、私のような「できないから勉強して身につけたい」という方まで幅広く対応してくれます。

実際生徒のレベルも年代も本当にまちまちでした。それでもフィリピンまで留学しにきている生徒全員の目的は同じです。皆が「英語を少しでも上達させたい」という情熱を持っていました。共通の目的を持った者同士で共同生活を送るのはやはりいい刺激になりましたし、とても良い人間関係を作ることが出来ました。

経営者のお一人の井坂さんがたいてい学校敷地内にいらっしゃるという点でも、治安の面でも(夜には満天の星空が堪能できる片田舎。周りは田んぼで水牛やヤギがいっぱい)、「海外は不安だなあ」という方も安心できると思います。ただ「刺激的な都会が好き」という方だけは前述の理由から他の選択肢を選んだほうがいいと思いますが。

また、井坂さんとは何度か長時間お話させていただき、経済・経営・国際情勢等の本当に様々な話題に触れたのですがその中でも特に印象に残ったのが投資に関するものでした。

「不動産・株・為替・資源など色々とあるが、間違いなく全ての人に最適な投資対象は”自分”である」と。金銭・時間をできうる限り、自分自身のレベルアップに使うべきだと。

もちろん英語学習のみが重要であるとはおっしゃっていませんでした。しかし現在の国際情勢から鑑みて世界の今後を予測するなら、「英語を話せるアドバンテージ」の価値は言わずもがなでしょう。

さらにネイティブ以外でも、第2言語として英語を選択する人々は今後も世界で増えていくでしょうし、英語はますます「世界公用語」としての性質を強めていくと思います。たとえもしも米国が世界大国の座から、今後没落していくとしてもです。

このように英語をただの「外国語」と捉えず、「世界中の人間と繋がり相互に理解しあう為のツール」として捉えれば、何よりも身につける価値のあるものだと言えるのではないでしょうか。語学の習得は世界平和への一歩だと思います。少々大袈裟ですが…。

ただ、そのための自分自身への投資はやはり最優先に考えてもいいと思います。必ずやその投資はあなたの人生の糧となることでしょう。皆様の人生が実りあるものになるよう願っています。

もしフィリピン留学を考えているが何かが引っ掛かっている、という方がいらっしゃるのであればメッセージをくだされば知っている範囲でお答えします。それ以外にも、英語に興味がある方・サッカー/音楽好きな方・起業している、又はしたい方も是非。ご縁のある方といい繋がりが出来ればと思っております。
twitterアカウント @hyohyohyon

おまけですが「より速く適切に学べる人」勉強するにあたっての姿勢の研究に関するHP。「間違いから生じる不愉快な反応から、学ぶ・成長する機会を得る」と。私はこれを肝に銘じて現在も勉強を続けています。

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